将来にわたり持続可能なバス運行を目指して
神戸市民の毎日の移動を支えている「神戸市バス」。神戸市交通局より、2027年4月1日(予定)に向けて「しあわせの村・ひよどり台エリア」および「灘・中央エリア」を対象とした路線見直しの計画が発表されました。
背景にあるのは、震災前と比較した利用者の減少や人口減少・少子高齢化、燃料費高騰、そして全国的な課題となっているバス運転士不足です。今回の再編は、鉄道を補完しながら最寄り駅と住宅街を結ぶネットワークを将来にわたって守り続けることを目的としています。
しあわせの村・ひよどり台エリアの見直し内容
北区・須磨区周辺にまたがる当エリアでは、利用実態に合わせた運行本数の見直しや路線の再構築が計画されています。
・17系統:一部を「地下鉄長田駅前~ひよどり台」の折り返し便とし、全区間(二葉町~しあわせの村)の運行はおおむね2時間に1本程度となります。また、しあわせの村内の福祉施設通勤などに対応した早朝便が新設される見込みです。
・65系統・66系統:ルートは維持しつつ運行本数が見直され、運行規模は約3割減少となります。
・87系統:平日も含めて「しあわせの村」まで運行が延伸され、運行規模は約1.5割増加します。
・120系統:朝および午後の利用ニーズが高い時間帯に特化し、1日5往復の運行へ集約される予定です。
灘・中央エリアの見直し内容
灘区・中央区エリアでは、複雑に交差・重複していた運行系統の整理と集約が進められます。
・HAT神戸周辺:重複区間が多かった29系統と101系統を統合し、「新29系統」へ集約されます。
・摩耶エリア:18系統が「新18系統」と「新180系統」へ分割されます。
・六甲道周辺:102系統の北側区間が「新180系統」と「新2系統」に振り分けられ、南側区間は「新100系統」へ統合される計画です。
日頃利用される方は今後の動向にも注目
運行本数の減少など一部で影響を受ける区間もありますが、限られた運転手や車両を賢く運用し、街の大切な足を残していくための前向きな取り組みでもあります。なお、今後の市民からの声や市会での議論などを経て、実施内容が一部調整される可能性もあります。
普段通勤や通学、お買い物で利用されている方は、お出かけのリズムが変わる可能性もあるので、今後の発表をぜひチェックしてみてくださいね。街の景色を眺めながらゆったり移動できる神戸のバス旅、これからも便利に愛用していきましょう!