日本のアート界を揺るがした「前衛」の軌跡をたどる全6章
芸術の秋から冬にかけて、じっくりとアートの世界に浸りたい方にぴったりの展覧会が神戸で開催されます。神戸市中央区の兵庫県立美術館にて、「コレクション展Ⅱ 前衛って何だ!?」が2026年10月20日(火)から2027年2月23日(火・祝)まで行われます。
本展は、美術と写真のジャンルにフォーカスを当てた意欲的なコレクション展です。1986年にフランス・パリのポンピドゥー・センターで開催され大きな話題を呼んだ「前衛芸術の日本 1910-1970」展の出品作をはじめ、兵庫県立美術館が誇る貴重な所蔵作品がずらりと並びます。1910年代に欧米で巻き起こった前衛運動の波が、日本のアートシーンにどのような衝撃を与え、独自の進化を遂げていったのかを全6章の構成で分かりやすく解き明かします。
新収蔵作品や体験型展示など多彩なプログラムに注目
見どころは歴史的な前衛美術の紹介だけにとどまりません。展示の後半では、2025年度に新たに美術館へ仲間入りした最新の収蔵作品もお披露目されます。
また、館内の各展示室では多彩な企画が同時展開されます。3階展示室2では、触覚を通してアートを体感できる「美術の中のかたち-手で見る造形 青木野枝 動体」を開催。視覚だけではない新しいアートの楽しみ方に出会えます。
2階常設展示室6では、会期前半(12月13日まで)に「前衛って何だ!?」第6章を、12月17日からは展示替えを行い「王一亭とその時代」を展示。さらに、小磯良平記念室や金山平三記念室では戦前作品を中心とした名品が公開され、兵庫ゆかりの巨匠たちの世界を心ゆくまで堪能できます。
気軽にアートを楽しめる「コレクション展無料の日」も!
観覧料は一般550円、大学生400円、70歳以上250円で、高校生以下や障害者手帳などをお持ちの方は無料となっていますが、期間中には嬉しい無料観覧日も複数設定されています。
文化の日(11月3日)や関西文化の日(11月14日・15日)をはじめ、自由に会話しながら鑑賞できる第2日曜日の観覧日(11月8日、12月13日、2027年1月10日、2月14日)、国際障害者デー(12月3日)、ひょうご安全の日(2027年1月17日)などは、公益財団法人伊藤文化財団の協賛などにより無料で楽しむことができます。
日常を離れてアートの息吹を感じに出かけよう
海風が心地よいHAT神戸エリアに位置する兵庫県立美術館は、安藤忠雄氏設計の建築そのものも美しく、周辺のお散歩とあわせて楽しむのにも絶好のロケーションです。激動の時代を駆け抜けた作家たちの熱いエネルギーに触れながら、感性を心地よく刺激するアートな休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。