明石公園の旧市立図書館跡地に『地域交流センター(仮称)』が誕生!
明石市では、明石公園内にある旧市立図書館跡地の再整備計画が進行中です。老朽化や管理上の問題を抱えていたこの場所に、市民の声を反映した『新たな地域交流拠点』が2029年度の開業を目指して建設されます。2027年からの解体工事着手に向けて、準備が進められています。
旧市立図書館の歴史と閉鎖までの経緯
旧市立図書館は1974年に開館し、公園内の落ち着いた環境で多くの市民に親しまれてきました。しかし、2017年にJR明石駅前に新図書館が整備されたことで、旧施設は「あかしふるさと図書館」として活用されていましたが、老朽化と管理上の問題から2020年3月に閉鎖されました。特に2021年9月には建物屋上で遺体が見つかるなど、その後の管理問題も浮上し、兵庫県から明石市に対し2023年3月までに土地の原状回復と県への返還が求められていました。
市民の声を取り入れた「跡地利活用計画」
こうした状況を受け、明石市は旧施設の撤去と新施設整備を一体で進める「跡地利活用計画」を2024年10月に策定。計画段階からWebアンケートやワークショップ、パブリックコメントなどを実施し、広く市民の意見を募集しました。これらの声が反映された基本設計素案は、2025年12月に作成されています。本年(2026年)1月には、第4回となるワークショップが開催され、約30名の参加者が新施設での活動内容について活発に意見交換を行いました。
多様な活動を支える「地域交流センター(仮称)」の機能
新たに建設される施設は『地域交流センター(仮称)』として、会議室やフリースペース、コワーキングスペース、さらには演奏会やスポーツイベントにも対応できる多目的ホールなどを備える計画です。明石公園内の高低差を活かした鉄骨平屋建てで、自然に溶け込むようなデザインが特徴。交流棟と多目的ホールは、屋根付きの「大屋根広場」で結ばれる構造となります。交流棟には会議室4室のほか、コワーキングスペースや学習スペースが設けられ、フリースペースやギャラリーは可動パネルで多様な活動に対応できるよう設計されています。
また、当初は書庫として使われていた地下施設についても、解体前調査で地下水が見つかったことから、そのまま活用して災害備蓄倉庫として利用する方針が示されました。これは、地域の安全・安心にも貢献する重要な変更点です。
建設費と今後のスケジュール
旧市立図書館の解体を含む新施設の建設費は概算で16億6000万円と見込まれており、市は国の補助金も活用することで、実質負担額を約5億円に抑える計画です。明石市は、2027年の年明けから解体工事に着手し、新施設は2029年度からの使用開始を目指しています。市民や文化団体からも新施設建設を求める声が多く寄せられており、今後の進展が期待されます。詳細は公式サイトや現地でご確認ください。