西宮市「津門飯田町外工場跡地」にJR新駅検討へ
兵庫県西宮市のJR神戸線・甲子園口駅〜西宮駅間に位置する約12ヘクタールの広大な工場跡地で、新駅設置の構想が浮上しました。西宮市は2026年6月30日、この地区のまちづくり方針をまとめ、JR神戸線の新駅検討を含む大規模な開発計画を推進する方針を示しています。
阪神間最後の「一等地」で大規模開発が本格化
対象となるのは「津門飯田町(つといいでんちょう)外工場跡地」と呼ばれるエリアで、かつては森永乳業近畿工場、ニッカウヰスキー西宮工場、アサヒビール西宮東配送センターといった大規模工場が操業していました。国道2号に挟まれたこの一帯は「阪神間に残された貴重な一等地」と称されており、その再開発に大きな注目が集まっています。
2025年2月には西宮市と土地所有者の大和ハウス工業がまちづくり協議会を設立し、その後JR西日本も参画。官民連携で、この広大な土地のポテンシャルを最大限に引き出すための議論が進められています。
住宅・商業・研究開発など多機能なまちづくり
新駅構想と並行して進められるまちづくりでは、多岐にわたる機能の導入が想定されています。具体的には、住宅、商業施設、業務施設のほか、地域コミュニティを育む交流機能や、未来を見据えた研究開発機能などが挙げられています。
地区内は「北西ゾーン」「シンボルGREEN」「北東ゾーン」「南ゾーン」にゾーニングされ、中心には賑わいの核となるシンボル広場の整備も計画されています。さらに、JR新駅の設置検討に加え、JRを横断する通路の設置もまちづくり方針に盛り込まれており、地域内の回遊性向上や利便性強化にも期待が高まります。
2027年度以降「まちづくり基本協定」を締結へ
この壮大なまちづくりは、今後具体的なステップへと移行していきます。2027年度以降に関係事業者間で「まちづくり基本協定」を締結し、新駅設置を含めた大規模開発の実現に向けた取り組みが本格的に推進される予定です。西宮市にとって新たな玄関口となり得るこのプロジェクトの進捗に、今後も目が離せません。
詳細は公式サイトや現地でご確認ください。