姫路・網干の歴史を伝える「赤尾家住宅」「旧太田家住宅」が国登録有形文化財へ!
古くから港町として発展してきた姫路市網干区から、嬉しい歴史ニュースが届きました!網干地区に佇む「赤尾家住宅」と「旧太田家住宅」を構成する計8件の建造物が、新たに国の登録有形文化財に登録される見通しとなりました。
2026年7月に開催された国の文化審議会において、文部科学大臣へ登録の答申が行われたもので、今後の官報告示を経て正式に登録される予定です。これにより、姫路市内の国登録有形文化財(建造物)は計99件に増えることとなります。
豪商の美意識が宿る上質な近代和風建築
江戸時代から複雑な領主変遷を経ながら港町として繁栄した網干地区。今回対象となった2つの住宅は、地域の歴史を物語る象徴的な存在です。
かつて材木商を営んでいた新在家の「赤尾家住宅」は、主屋、店舗兼住居、土蔵、材木倉庫の4件が評価されました。特に店舗兼住居は、選りすぐりの材木と凝った意匠が光る上質な近代和風建築で、港町網干の歴史的景観を力強く支えています。
一方、興浜で醤油醸造販売や貝釦(かいぼたん)製造業を手がけた「旧太田家住宅」は、主屋、土蔵、道具蔵、門及び塀の4件で構成されています。明治期における上層商家の風格ある屋敷構えを今に伝えており、主屋の各部屋に見られる趣向を凝らした造作が見どころです。
歴史情緒あふれる網干の町並みを歩こう
今回指定される建造物はいずれも内部非公開となっていますが、外観や街並み越しに眺めるだけでも、かつての賑わいや商人の意気込みが伝わってきます。
古い商家や蔵が残る網干のまちは、お散歩するだけでもタイムスリップしたかのような情緒を味わえる魅力的なエリアです。今回の文化財登録をきっかけに、地域の歴史と美しい景観が末永く守られていくのが楽しみですね。散策の際は、周囲の町並みとともに歴史の風情を感じてみてください。詳しい情報は公式サイトや現地でご確認ください。